用途・特徴
土砂・砂利などの運搬を主目的とした特装車で荷台を傾斜させて排出します。 ダンプはその荷台の開放方式や形状によって分類されます。一見同じに見える荷台でも少しづつ違う特徴を持っています。
貨物自動車の荷台形状のひとつ 「箱車・箱バン」等と呼ばれ、パネルバンやアルミバン・冷蔵冷凍車等があります。 ウイング車の側面を跳ね上げて、トラックの横から荷物を積降ろすことができます。
養豚・養鶏などに必要な配合飼料を運ぶ専用車です。排出はサイロ上部の投入口までスクリューコンベアで運び上げて降ろします。
セメント・石灰・炭酸カルシウム・化学薬品などの粉粒体を運ぶトラックです。 車に装備したコンプレッサーからエアーをタンクに導き粉粒体と混合してパイプ中を流れやすくし長距離・高所粉粒体を排出出来ます。
重い荷物の荷下ろしは重労働です。テールゲートが上・下に動くパワーゲート(荷役省略装置)を使えば能率アップに繋がります。 ※パワーゲートは極東工業の商品名です。
生コンクリートを攪拌し(混ぜ)ながら運ぶトラックをミキサートラック(ミキサー車)と言います。 ドラムの内部には2枚の螺旋状ブレード(羽根)が付いており、ドラム回転によって、生コンクリートが分離しないように攪拌できる構造になっています。
ゴミなどの収集、運搬する塵芥車はその収集法でいくつかに分類されます。 代表的な押込型・圧縮型・汚泥車収集型があります。
タンクローリーは、各種液体を安全に効率よく輸送することを目的とした車両です。 積荷は消防法・毒物・劇物取締法・高圧ガス取締法などの諸規制の適用を受けるものが多いです。
車両積載型トラッククレーンは、通常のトラックシャーシに補強し、積卸用のクレーン装置と貨物積載用の荷台を備えています。一つの原動機で走行とクレーン操作を行うもので、クレーンの能力が3トン以下のものが多く、クレーン操作には、手動式、リモコン、ラジコン、の操作があります。現在では、ラジコン操作が主流になっています。 正式名称は、カーゴクレーン・トラッククレーン ユニック又は赤いクレーンは、古河ユニックの商品名です。
ラフテレーンクレーンは、2軸4輪駆動式で1つの運転台でクレーン作業と走行を行うことができます。前2輪操向、4輪繰向、かに繰向の4種類の繰向方式を備えているため、狭盆地での機動性に優れています。また大型タイヤを装備した前輪駆動式により、不整地や比較的軟弱な地盤を走行できます。
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